妄想デート ～待ち合わせ場所は？

注）あくまで妄想の世界です。実在する人物ですが、フィクションです。

さて。

デートといえば、待ち合わせですよね。

もちろん、うちまで迎えに来てもらう、ってのもアリですが、やっぱ待ち合わせが好きだなぁ。待ってるのって、シアワセじゃないですか？　ぺぺの場合、待たせてるほうが多い説もありますが（＾＾；）

待ち合わせの場所は、フツーに駅？　それとも、本屋さん？

本屋さんの待ち合わせ、好きだなぁ。本屋さんのときは、少し遅れていきたいかも。だって、どんな本読んでるか、知りたいから。…カレの場合、漫画とかゲーム本コーナーとか…かなぁ？

でも、今日はぺぺが待ちたい気分。

そんなときはね、歩道橋で待ちたいです。

歩道橋の真ん中で、てすりに肘ついて。クルマの流れをぼんやり眺めて。

王子様、まだかな？　走ってくるかな？　それともぽや～っと歩いてくるのかな？

なんて考えてながら、歩道を見てるの。

王子様のことは、遠くからでも、きっとわかる。歩き方だけでわかるはず。

遠くに王子様の姿を見つけたら、ぺぺは、ちょっと隠れて、最初のひとことを考えます。

このまま隠れてて驚かしてみようかな？　それともとびっきりの笑顔を見せる？

まだ寒い季節、笑顔がこわばったりしないように、頬っぺたを少しこすってみる。でも、こすりすぎたら、ぺぺの頬っぺたすぐ赤くなりすぎちゃうから、気をつけなくちゃ。そして、笑顔の練習。やだ、緊張してきちゃった。

階段を上ってくる足音。

きっと王子様。

なんて言おう？

ねぇ、どきどきしすぎて、言葉がでないよ。

逢いたかった…はおかしいし、やっぱりフツーに挨拶？

「おはよっ、早かったね」

振り向くと。

…　　Σ（￣Д￣|||）

見知らぬオジサンがきょとん顔。

その向こうに、怪訝な顔の王子様。この顔はリアルで見ちゃったから、すぐ浮かぶ…。

あ～あ、やっちゃった…。

注）この話は本当に妄想１００％絞りたてです。でも、妄想で、こんなかよ…。