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2006年11月 3日 (金)

NO WOMAN NO CRY 2

。。。。。

帰り道。今日は、打ち上げもなく、何となく解散になった。尚人が、何か食って帰ろうぜ、と俺を誘う。俺たちは相変わらず、近所に住んでいる。

ススキノの街は、どうしてかいつも明るい。そして、人が笑いさざめいている。俺たちみたいな、いかにもロッカーって格好をしていても誰にも指をさされない、不思議な街。

「金曜日、か」

尚人が呟く。ああ、街はカップルだらけだ。

突然、尚人が足を止める。

「どうした?」

尚人は、目を細めて前を見つめていたかと思うと、急に駆け出した。一体、何なんだ? 呆然と眺めていると、人混みの向こうに、背の高い尚人の頭がひょっこり見えた。

一瞬、人波が途切れて、鮮明に映し出された。尚人、が、女の子の腕を摑んで。あれは。ライブの途中で出て行った女? 長い髪、白いスカート。きっと、そう。

尚人が何か話している。ひとこと、ふたこと。そこだけ時間が切り取られたかのように、動かない。彼女が、尚人の手を振り切るように駆け出して、尚人はそれをただ見つめていて、それからやっと時がごうごうと音を立てて流れ出す。ようやく、動き出せる。

立ちすくんだままの尚人に近寄って、肩を叩く。

「あ、ノリ。悪い、俺、帰る」

「メシは?」

「いや。悪いな」

夢を見ているかのような、尚人の顔。バカヤロー、一目惚れかよ。逃げられたくせに。

何となくムカついて、ひとり、ファーストフード店でハンバーガーに齧りつく。

バカヤロー、バカヤロー。

ん、俺、一体何にムカついているのだろう。別にどうってことないのにな。でも、面白くない。腹の底で、何かが蠢いている。そうか、尚人が約束を守らないからだ。なんて。

ガキでもあるまいしな。


家に着いたら、手紙が届いていた。

豊田愛穂。高校時代の後輩だ。

今どき手紙なんて珍しいけど、メールだけじゃなくて、あいつはこうやってたまに思い出したように手紙を書いてくる。

いかにも女の子っぽいキャラクターの書かれたピンク色の封筒に、小さな丸い文字が並んでいる。

愛穂ももうすぐ20歳なのに、相変わらずこどもっぽいなぁ。だけど、なんとなく嬉しく思う。

さっきまでのムカつきを忘れて、小さく鼻歌なんかを歌いながら、封を切って読み始める。そして、目を見開いた。

『今日、小樽に行ったとき、なな子さんを見かけました』

なな子。高校を卒業したあと、姿を消してしまった。あれから、4年。

少しずつ少しずつ、過去になってきているとはいえ、やはり俺の中では鮮明に残っている。痛みも、せつなさも。

尚人は、はじめて好きになった女の子。なのに俺は、なな子に惹かれてしまった。急速に、止められないくらい。なな子も、同じ気持ちを感じてくれていた。運命だと思った。好きで好きで、でも尚人には言えなくて、秘密で気持ちを重ねていた。罪悪感に苛まされながらも、お互いにただ愛しくて、大切に思っていたけど、当然長続きなんかするわけなくて…すべては、言い訳になるけど。

そんな状態で、ぐちゃぐちゃな高校時代の後、姿を消した、なな子。

小樽にいたなんて。

ため息をつきながら、俺の指は愛穂の電話番号を探していた。

10コール。出ない。

尚人に教えてやろうか。

「現在、電波の届かないところにあるか…」

ちぇっ。

特に金曜日の夜だから、俺はつまらないのかもしれない。

女の子でも、いればいいのに。愛穂のヤツ、一体何してるんだろう。

尚人も、硬派ぶってるくせにオンナ追っかけてフラフラしてんじゃねぇぞ、ったく。

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