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  • PEPE(♀)             王子様ラブ街道爆走中の、清く正しい乙女です。 自由気ままに生きている「かいJゃいん」(w)です。 妄想と甘いものとカワイイもの、大好きなお洋服、素敵な音楽、王子様との淡い想い出、それから大切な人たちに囲まれて、HAPPY全開、LOVE&PEACEです。 こんなぺぺですが、末永くおつきあいくださいませ☆
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2006年11月 1日 (水)

NO WOMAN NO CRY 17

久しぶりに、桃瀬と逢った。もうすっかり、風は秋の色をしていた。

「ノリ、変わったね」

開口一番、桃瀬は言う。

長い髪の毛をサラサラと揺らして俺を見る桃瀬は、もうすっかり元気だった。前に言っていたあの素敵な男と、きっとうまくいっているのだろう。

桃瀬には、幸せになってほしい。

本当に長いつきあいだ。親友、と言ってもいいだろう。

「なんだか、大人っぽくなったのかな。かっこいいよ」

「何言ってるんだよ」

「マジで。ちょっとドキッとしたもん。前に磯島がノリのことワイルドになったとか言ってたでしょ? あのときと全然雰囲気違う。あたしの知ってるノリじゃあないみたい」

そうなのかな。そういえば、愛穂にも似たようなことを言われた。

きっと、夏川花南子と出逢って、彼女のことを考えて、ほんの少し時間を重ねて、少し成長したのだろう。

誰にも言えない、いや言いたくない、あの日々。

彼女も、あの時間のことを、きっと誰にも言わないだろう。

「ずっと前のことだけど、ごめんね、あたし、急にキス、しちゃったりして」

言われて思い出した。キスされて、戸惑ったときのこと。

まったくあのころの俺は、動揺ばかりしていた。

「でも、ちょっとラッキーって思っちゃった」

桃瀬は思い出したように含み笑いする。

俺とキスしてラッキーか。俺のほうこそ、こんな綺麗な子にキスしてもらってラッキーだよ。

笑っていた桃瀬は、不意に真剣な顔になって、俺を見た。驚いて見返すと、桃瀬は俺の手を両手で握った。強く、強く。

祈っているような、今にも泣きそうな桃瀬に、俺は戸惑う。

「桃瀬?」

桃瀬は、ううんと首を振る。あるかないかの微笑みを、俺に向けて、言う。

「ねえ、ノリ。今度は、幸せになろうね、お互い」



桃瀬と俺は、その日、さんざん飲んだ。まだ、そんなに遅い時間じゃないというのに、ふたりともすっかり酔っていた。

珍しく、真っ直ぐに歩けなくなっている桃瀬をどうにか家まで送り届けて、そのあとふらりと河川敷を歩いていた。

ふらふらと、どこをどう歩いたのだろう、気がつくと、あのマンションの前に、俺はいた。

酔っ払いの勢いで、俺は階段を上ってゆく。あの日はあのひとが開けてくれたドア、今は固く閉まっている。

俺は右手をドアに振り落としかけて、止まって、そのままドアを見つめた。

見ていた。

結局、チャイムを鳴らすことも、ノックをすることも、ドアノブに手をかけることもできなくて。

ただ、俺は、そこにいた。

。。。。。

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