繭
ブランケットにくるくるとくるまって
眠っている
目覚めるもんか
と思う
いいことなんか、ないじゃんね?
世の中、キタナイし。腐ってるし。
締め切ったカーテンの中で
誰にも打ち解けることなんかなく
言葉も交わさず
目を閉じて
オイラ深海魚
何も見えないし何も聞こえないし何も感じない
シーツの波間をたゆたっているだけの
今、このとき
あたしは本当に生きているのだろうか。
ちっぽけなあたしが
ちっぽけな人生を
生かされている
あたしはあたしであって
あたしではない
何者でもない
すべきことは、何?
どうしてあたしは生まれてきたの?
カーテンの隙間から、光を見る
世界はまばゆいばかりだ
固く巻きついたブランケットから、手足を伸ばす
殻を破れ
できることは何だ?
残せるものはあるのか?
どこまで行けばいい?
守るべきは…何?
かみ締めた唇から
血の味がした
強くなりたい。
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コメント
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こんばんは。
この人今の僕にそっくりですね。ビックリしてしまいました。
心を満たしていた何か
自分を形づくっていた何か
生きる道を照らしてくれていた何か
そんな何か大切なモノを失ってしまったんでしょうか?
最近ひとつ運命を発見しました。 ぺぺ さん自身は自覚ないかもしれないかもしれないけど、僕が無くしてしまった目には見えない大切なモノを ぺぺ さんは持っているんです。
投稿: ふるちょ | 2007年3月14日 (水) 02時22分
>ふるちょサマ。
こんにちはです。
正直、この「あたし」は自分自身でもありますが、ふるちょさんに近いかもしれないと思いながら書き上げました。
目には見えない大切なモノ…何でしょう?
でも、目には見えないものなら、なくしたわけではなくって、どこに行っちゃったのか探せないだけかもしれません。きっと、どこかに、ひっかかっているはず。いつか、見つかります。
投稿: ぺぺ | 2007年3月15日 (木) 04時58分