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  • 毎日、ラブたっぷりに爆走更新中です☆
    現在は書くコトのリハビリ中のため、まったり不定期更新です。ダイエットに萌えます、いや、燃えます!!

妄想チャンネルの楽しみ方

PEPE ANOTHER  SITE

自己紹介

  • PEPE(♀)             王子様ラブ街道爆走中の、清く正しい乙女です。 自由気ままに生きている「かいJゃいん」(w)です。 妄想と甘いものとカワイイもの、大好きなお洋服、素敵な音楽、王子様との淡い想い出、それから大切な人たちに囲まれて、HAPPY全開、LOVE&PEACEです。 こんなぺぺですが、末永くおつきあいくださいませ☆
  • 主な登場人物

    ☆ぺぺ☆ 妄想星の妄想姫。 万年ダイエッター。 王子様に圧倒的片想い中。 精神状態は中学生レベル。 肉体的には…え~っと…めざせキューティハニー!

    ☆王子様☆ とあるお笑いコンビのツッコミさん。 ヒントは文章の端々に。 本文中のどこかには名前が隠れてます(笑) 昔はホントにかっこよかったです。今は…ぺぺ的には最強王子様です! もうね、全肯定します!!

    ☆相方サマ☆ とあるお笑いコンビ(王子様とのコンビ)のボケさん。 ぺぺとは趣味が合うようです。 そのせいでしょうか、ぺぺの夢にでてくるときには、必ず仲良しの設定になってます。 現実的にも、きっと話が合うと思います。三国志の武将、詳しいですから、ぺぺ。


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おとぎばなし

2013年12月17日 (火)

眠れる森の妄想乙女。

昔、あるところでひとりの乙女が産まれました。案の定、ぺぺです。

その乙女はぺぺと名付けられました。そして、生誕祭が開かれました。この祝宴に、賢女たちが招かれました。王国に賢女は13人いました。しかし賢女の食事用の皿は12枚しなかったので、ひとりは招かれず家にいなければなりませんでした。

祝宴は盛大のかぎりをつくしておこなわれました。祝宴の終わり近くになると、賢女たちはぺぺに、それぞれぺぺに見合った素質をさずけました。一番目の女からは妄想が、二番目からはスイーツが、三番目からはお笑いのセンスが、以下同様に様々な素質がさずけられました。十一番目の女が予言を終えたちょうどそのとき、突然十三番目の女が祝宴の場に入ってきました。彼女は招かれなかった復讐をしたかったのです。誰にも挨拶せず、誰も見ることすらせず、女は大きな声で言いました。

「ぺぺは十五才で糸繰車のつむ(糸巻き)の針に刺され、倒れて死ぬであろう!」

女はこれだけ言って、きびすを返して広間を去りました。みんな愕然としていました。そのとき、まだ予言を終えてない十二番目の女が歩み出ました。彼女は先の邪悪な呪いを消すことはできませんでしたが、弱めることはできたので、こう言いました。

「ぺぺは亡くなられるのではなく、百年の深い眠りに落ちるのです」

ぺぺを不幸から守ってやりたいと思った王様は、国中の全ての糸繰車を焼却すべしとの命令を出しました。


さて、ぺぺにさずけられた賢女たちの言葉はすべて実現しました。ぺぺは、妄想がちで、スイーツ大好きで、お笑いのセンスがあるかどうかはビミョーなブログを書いていて、この子を見ると誰でも残念に思わないではいられませんでした。

ぺぺがちょうど十五才になった日のこと。ぺぺはひとりぼっちで城に取り残されていました。そこでぺぺは、城内あらゆるところを歩き回り、気のおもむくままに部屋から部屋を訪れ、とうとう古い塔のあるところにやって来ました。ぺぺは狭いらせん階段を上って、小さな扉の前にたどりつきました。扉の錠にはさびた鍵がささっていました。それを回すと、扉がはねるように開きました。そこは小さな部屋で、糸巻き棒を持ったひとりの老婆が、せっせと亜麻を紡いでいました。

「こんにちは、おばあさん。そこで何してるの」とぺぺは言いました。

「糸紡ぎじゃよ」

「ぴょんぴょん動いてる、その面白そうなものはなあに」

そうぺぺは言って、糸巻き棒を手にして自分も糸紡ぎをしようとしました。しかし糸巻きに触れたとたん、呪いが実現して、針で指を刺してしまいました。ぺぺは刺されたと感じた瞬間に、そこにあった寝台の上に倒れて、深い眠りにおちいりました。城の周囲ではいばらが伸びてしげみになりはじめました。いばらのしげみは年ごとに高くなり、ついには城全体をおおい隠して成長を続けたので、城はまったく見えなくなり、屋根の上の旗でさえ見えなくなりました。


こうして、眠れるぺぺの伝説がゆきわたりました。ぺぺは妄想乙女と呼ばれ、噂が広まるにつけ「どうやら美女らしい」と尾ひれがつくようになったので、ときどきよその国の若者たちがやってきては、いばらのしげみを突破して城へたどり着こうとしました。しかし彼らは失敗しました。

長い長い年月のあと、とてつもなく素敵な若者がやってきました。その名も麗しい「王子様」! 王子様は、老人がいばらのしげみの話をするのを聞きました。老人の話によると、いばらのしげみの向こうには城が建っていて、城の中に「妄想乙女」というたいへん美しい乙女が、もう百年も眠っているということでした。すでに他の多くの若者たちがやってきて、いばらのしげみを通りぬけようとしたものの、みんな失敗したことも聞きました。

「だけど、ぜひとも貴殿には行ってほしいのじゃ」

嫌な予感がした王子様は、老人に何度も断りました。が、老人はどうしても、どうしてもとせがみます。最終的に、コントのセリフだと思っていえばいいからと頭を下げられ、やむなく王子様は言いました。

ぼくは怖くない。美しい妄想乙女に会いに行くのだマジかよ…」


その時、ちょうど百年の月日が流れ、ぺぺが眼をさますべき日がやってきていました。

王子様が近よると、そこにはなぜかお菓子の道があって、まったく王子様を傷つけずに通してくれました。

「全然いばらじゃねーし」

王子様が歩を進めると、あたりは静まりかえって、息をする音が聞こえるほどになりました。

ついに王子様は塔に着きました。扉をあけて小さな部屋に入ると、そこにはぺぺが眠っていました。ぺぺの寝相はたいへん悪く、あまつさえいびきまでかいていたので、王子様の目は点になりました。

「なんだよ、あのじじぃ、少しも美女じゃねーよ」

王子様がつぶやくと、なんと。ぺぺの目がぱちりと開きました。

「うゎっ、ホラーか!?」

「違いますぅ。100年間、王子様を待っていたのです、アイラビュー♡」

ぺぺに夢見る眼差しで見つめられた王子様は、身の危険を感じ、脱兎のごとく塔から駆け下り、城を出ると、その入り口を固くいばらで縛りました。

『開けるな危険』の貼り紙を貼ると、王子様は満足げにうなずき、怪しい城を後にしました。

「さーて、ゲーセンでも行くかー」

王子様に逃げられたぺぺは、やむを得ず、二度寝を決め込んだのデシタ。おしまい。

*****

最近の眠さハンパなく、午後イチのPC作業のとき、メモした文字が完全に寝てたり、夜も何かしてる途中の寝オチだったり、朝は朝で何度寝かわかんないほどとろとろ眠って起きれないのです。

そんな状態なので、こんな話を書いてしまいましたとさ。あはー☆

おやすみなさい。よい夢を。

2013年11月 7日 (木)

かぐやぺぺ

むかしむかし、竹と笑いを取って暮らしている王子様がいました。案の定、ぺぺです。

ある日のこと、王子様が竹やぶに行くと、根元が光っている不思議な竹を見つけました。

「ほほう、これはめずらしい。どれ、切ってみようか。えい!…うん? これは!」

王子様がその竹を切ってみると、なんと中には小さなぺぺがいたのです。

「げげげ」

王子様は見なかったことにして帰りました、が、その後ろを勝手に小さなぺぺはついてきました。

「なんでついてくるんだよ!?」

「まぁまぁ。いいじゃないデスかぁ。お役に立ちますよぅ?」

しかたなく、王子様は家にいれてやりました。

ぺぺは大きくなるにしたがって、とても……残念な結果になりました。

そして年頃になっても、

「どうか、ぺぺをお嫁さんにください」

という若者も現れず、王子様は困り果てていました。

もっとも、ぺぺは、お嫁に行くつもりはありません。

「だって王子様がいちばんに決まってるデス~ラブ~☆」

そこで王子様は、困ってしまい、

「では、世にも珍しいと言われる品物を差し上げますので、もらってやってください」

と、言って、若者たちに頼みました。が、もらおうとする者は一人もいませんでした。

「ちっ…」

それ以来、ぺぺは毎晩毎晩悲しそうに月を見上げては泣いていました。

特段王子様は心配しておりませんでしたが、ぺぺは泣きながら言いました。

「実は、わたくしは月の世界のものです。今まで一緒にラブラブ過ごさせていただきましたが、今度の満月の夜には月へ帰らなくてはなりません」

「おお、帰れ、帰れ。満月を待つ必要もないじゃねぇか、今すぐ帰れ」

「えー、なんでですかー。一緒にいたいデスよね? それで、ぺぺを守るために兵士とかいっぱい雇っちゃうデスよね? …原作そうだったはず…

「雇わねーよ」

「じゃあ、バズーカ砲で月を爆破…」

「できるかっ!?」

「しょうがないなぁ。ハグしてもいいデスよぅ?」

「しねぇよ!」

そうこうしているうちに、満月の夜がやってきました。

けれど、月の使いの車は待てど暮らせどやってきません。

「なんで来ねぇんだよ?」

「あれー? あ、王子様とぺぺがあまりにラブなので、引き離すのはかわいそーってなったのかも?」

「ならねぇよ!」

王子様が月に問い合わせてみると、どうやらぺぺの姿を見た月の使いは、ぺぺのあまりに残念な様子に思わずUターンして月に帰ってしまったようでした。

「やったぁ。これからはもうふたりきりの世界デスねっ。きゃっ☆」

そのことを知った王子様は、とても悲しみました…

「もっと喜びましょうよー、ねっ☆」

「…うぜーんだよっっ!!」




どがっっ!!




ぺぺは月まで飛んで行ったそうな。

おしまい。

おやすみなさい。よい夢を。

2013年10月10日 (木)

浦島王子

むかしむかし(?)、あるところに、王子様というそれはそれは素敵な殿方がおりました。案の定、ぺぺです。

ある日、王子様が海辺を通りかかると、子どもたちがぺぺをつかまえていました。

そばによって見てみると、子どもたちがみんなでぺぺをいじめています。

「おやおや、かわいそうに、はなしておやりよ」

「いやだよ。おらたちが、やっとつかまえたんだもの」

見るとぺぺは目をハート型に輝かせながら、王子様を見つめています。

「うわ、キモっ…」

思わずひいた王子様に、ぺぺは瞳をうるうるさせながら、にじり寄ります。

「気持ち悪りーんだよっっ!!」




どがっっ!!




「あーあ。おらたちがつかまえたのに…」

ふてくされる子どもたちに、王子様はやさしく微笑みます。

「仕方ねーだろ。思わずぶっとばしたくなったんだから…おまえらも、あんな気持ち悪いものつかまえるなよな」

「考えてみればそうだねっ」

納得した子どもたちは、それぞれの遊びに戻って行くのでした。

おしまいっ。

おやすみなさい。よい夢を。

2013年10月 4日 (金)

妄想乙女の恩返し

むかしむかし(?)、あるところに、王子様という素敵な殿方がおりました。案の定、ぺぺです。

王子様はお笑いの営業の帰り道、シゴトに疲れハートに傷がついた鶴を見つけました。それは、それは、ビーバーによく似た鶴でした。

「汚ったねー鶴」

無視して通り過ぎようとした王子様に鶴がしつこく追いすがるので、やむを得ず鶴を助けてやりました。

その夜のこと。ぺぺというビーバー似の乙女が道に迷い、一晩泊めて欲しいと訪ねてきたのです。

「なんでだよ。絶対に嫌だよ」

「なんでですかー。ハッΣ( ̄□ ̄〃) こんなプリティな乙女と一晩を共にするなんて、理性飛んじゃうぜ、満月じゃないけど俺、今夜は狼になっちゃうぜ的な? いやん。それでも仕方ないデスけどぉ」

「違げぇよ!」

あまりにもうるさいので、王子様は、仕方なくぺぺを泊めてやる事にしました。

「いいか、絶対にうるさくするなよ。俺に近づくなよ」

「なんでですかー。王子様からいちゃいちゃしたいく・せ・に☆」

「うるせー。追い出すぞ!」

「いやん。ぺぺは王子様に尽くすのデス~。ごはんにする? お風呂にする? それともぺぺ? なんちて~。照れる~☆」

「うるせぇ! オマエはこっちの部屋だ。絶対に俺の部屋を覗くなよ!」

「…むぅ…ちょっとぺぺの台詞盗られた気がする~…」

「ん?」

「いえ。こっちの話ですぅ…」

翌朝、ぺぺはお礼に《妄想織りの布》を織る事にしました。

「絶対に機織り場を覗かないでほしいのデス…ぺぺのことを見たい王子様のお気持ちはわかりますけど」

「頼まれてもオマエのことなんか覗かねぇよ!」

王子様に約束させ、ぺぺは布を織り始めました。

しかし、ふと王子様は思いました。不器用そのもののぺぺが何故布を織ることができるのか? ぺぺは一体どこで何をしていたのか? ぺぺとは一体、何者なのか?

王子様はとうとう我慢できず障子に手を…

「…ま、あんなヤツ、どうでもいいか」

障子に手を触れただけで、その障子を永久に開けることはなく、ぺぺはずーっと機を織りつづけることになったのでした。

「王子様…覗いてクダサイよぅ…やめどきがワカラナイじゃないデスかぁ…」

ひたすらに機織を続ける妄想乙女。

「なんかこの動き楽しい♪」←古すぎるネタ。キモぱっつぁん!

おしまいっ。

おやすみなさい。よい夢を。

2013年7月 2日 (火)

妄想乙女の人魚姫

人魚の王の6人の娘たちの内、末の姫は15歳の誕生日に昇っていった海の上で、船の上にいる美しい人間の王子を目にする…(wikipediaより転載)案の定、ぺぺです。

「あたし、人魚のぺぺ。永遠の15歳、きゃぴっ☆ 今度の15歳のお誕生日が来たら、海の上に上がっていけるの。人間の世界って、どんなふうなのでしょう?」

※恐ろしいことに、妄想チャンネルに切り替わっちゃってます

「おいおい。これはいったい、何が始まったんだ?」

「あぁん、王子様っ。まだ出番は先なのに、ぺぺに逢いたくて、出てきちゃったデスか?」

「違げぇよ! オマエが暴走する前に、どうにかしたいだけだ」

「暴走なんて。ラブしかないデスよぅ」

「暴走しかねーだろ」

「もぉー。話が進みません。ぺぺが人魚から超絶美少女に生まれ変わる奇跡の瞬間がもうすぐなのに」

「オマエ、今でもヒト型ジュゴンみたいなもんじゃねぇか。ビーバー顔のな」

「えーっと。人魚姫…どんなでしたっけ? 確か…王子様の大好きな『嵐』のコンサート会場、熱狂しているところでもみくちゃになっている王子様をぺぺが助け出すことからお話が始まるんでしたよね?」

「どう考えても違う」

「そうでしたっけ? ま、なんか知らんけど、王子様を助けてフォーリンラブ」

「片思い」

「え? 王子様の?」

「逆だ!」

「そうそう。鈍感な王子様は、ぺぺという運命の乙女が助けたのに、人間の小娘が助けたと勘違いするのでした。ソイツはミニ○カポリスか? はたまたその次のオンナか? それとも…」

「おい」

「海に戻ったぺぺは、地上の王子様を恋しく想うのでした…また東京に行きたい、ライブが見たい…思いつめるあまり、ぺぺは魔女のもとに向かってしまうのです。えーっと。魔女役は相方サマで」

「なんだよ、この寸劇は」

「…相方サマ、出てきてくれないデスねぇ」

「オマエのなかでキャラが定まってねーからだろ…ってことは、俺、どSキャラ!?」

「ま、いいや。ぺぺは魔女さんのおうちに行って、人間になりたいと懇願するのデス。そして、この美しい声と引き換えに、すらりとした長い脚を手に入れたのです」

「そうか、声が残念だったから、そんな太い脚を手に入れたんだな…」

「しかも、この脚。一歩歩くごとに、ナイフで抉られるような痛みが走るのデス!」

「太すぎて膝が痛むとか?」

「だけど、ぺぺは念願かなって、王子様と甘い同棲生活を送れるようになりました☆」

「お城に住まわせてやっただけだろ」

「王子様に愛の言葉を語らいたくても、ぺぺは声を失っています…無念」

「静かでよかった」

「そのかわり、王子様から愛の言葉、プリーズ」

「言わねーよ! そうじゃなくて、人魚姫が王子を助けたことを話せなくて困ってるんだろ」

「でも、以心伝心で伝わっちゃうんだなぁ。ラブパワー、無敵!」

「…全然人魚姫じゃねぇよ」

「そこへ。王子様のもとに、どっかの国からの縁談が舞い込んできます。政略的なモンでしょうな。ぺぺは、王子様とケッコンできなくば、なんと! 海の泡となって消えてしまうのデス!!」

「さっさと消えてくれ」

「ぺぺをラブな王子様は、そんな縁談、当然ソッコー断ります。『僕には運命の乙女がいるんだ!』するとどうでしょう。失ったはずのぺぺの声が、蘇りました。『王子様!』『ぺぺ、ああ、なんと美しい声だ』。ひしっと抱き合うふたり。政略的ケッコンを持ちかけた輩も、魔女も、海の泡も、みんなその美しい姿に涙します。なんてお似合いなんだ! 世界中に祝福されて、今に至る、めでたしめでたし」

「そんな話、知るか!?」




どがっっ!!





悲恋だったはずが…まぁ、悲惨な最後ではありましたね。いつもの、といえなくもないですけど。

うーん、名作シリーズ、なかなかハッピーエンドの話を扱っていないので、今度はめっちゃはっぴーな話にしようと思いまーす☆

し、白雪姫とかっ…王子様と禁断のちゅー…

むきゃーっっ!!

王子様ってば、ぺぺが眠っているのをいいことに、そんなこと、いけませんわっ。

「うるせぇ!!」






どがっっ!!






白雪姫は、とんだ悲劇でござんした。

おやすみなさい。よい夢を。

2013年6月 7日 (金)

マッチ売りの妄想乙女。

妄想、買ってクダサイ。案の定、ぺぺです。

…売るほどの質じゃねぇし。

いや、違いマシタ。売っているのは、妄想ではなく、マッチでした。

注)おばかなコトを書いてるなぁとお思いでしょうが、…あ、いつもデシタか。そうデシタか。

「マッチ買ってクダサイ…」

※妄想チャンネルに切り替わりました

「はァ? おい、今度は何をおっぱじめたんだよ?」

「はぅ~ん、王子様っ。マッチ買ってクダサイっ☆」

「なんか…イメージじゃねぇし」

「ぺぺ、薄幸の美少女なのに?」

「発酵してる微生物?」

「どんな聞き間違いデスかぁ。王子様ってばおちゃめさんなんだからっ☆ ラブっ☆」

「っせーな。ったく…」

「…あ、王子様。…行ってしまった…」

しーん…

「寂しい…」

しーん…

「ぺぺってば、寂しいと死んじゃうかもしれないうさぎさんなんだ、ぞ☆ てへ☆」

しーん…

「王子様…どがっ、もしてくれないなんて…」

そんなぺぺのうえに、はらはらと舞い落ちる桜の花びら…淡すぎるその色は、まるで降りしきる雪のようで…

「寒い…いや、表現描写が、とかじゃなくて」

自らツッコむこの姿勢こそ、寒さの原因であろうか…

「そうだ。このマッチに火を灯せば」

しゅぽっ。

「温かい…」

するとどうでしょう。マッチの炎の向こう側に、ダイエッターのぺぺが禁忌としている、ケン○ッキーのフライドチキンや大盛りの吉○家の牛丼、美味しそうなスイーツの数々が見えてくるではないですか。

「うっきゃー! 神様、ありがとぉ~!!」

ぺぺがごちそうに手を伸ばすと、ああ、何ということでしょう、マッチの火が消えて、ごちそうも夢のように消えてしまうではありませんか。

「なにぃ!?」

食欲に火をつけられ、ガルガルしたぺぺは、猛虎・日向小次郎のような鋭い目つきになり、もう一度マッチに火を灯しました。

しゅぽっ。

するとどうでしょう。

炎の向こうに、優しく微笑み手を差し出す王子様のお姿が…

「はふーん、王子様ぁ~ん」

たまらず抱きつこうとすると、哀れ、マッチの火が消えて、王子様も消えてしまうではありませんか。

「むきぃ~~~っっ!!」

盛りのついた雌猫となったぺぺ。

「マッチが消えると、消えてしまう…そうか。こんなちっぽけなマッチではなく、キャンプファイヤーにしてしまえば。この森に火をつけてしまえば、王子様はぺぺのモノ…けけけ…」

しゅ

「させるかっ!!」




どがっっ!!!




ああ、よかった。ぺぺ、犯罪者になっちゃうトコでした(笑)

無事にオチもついたところで。

おやすみなさい。よい夢を。